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相次ぐ著名人の「がん」

川島なお美さん、黒木奈々さん、今井雅之さん…相次ぐ著名人の「がん」 治りやすいケースとは?
2015.9.26 〜産経ニュースより引用しております〜

女優の川島なお美さんやフリーアナウンサーの黒木奈々さんら、がんで命を落とす有名人が相次いでいる。30代や50代の早すぎる死に衝撃を受けた人は多いだろう。今や「2人に1人ががんになる」と言われ、抗がん剤の外来治療を受けながら働き続ける人も少なくない。がんは発症する部位によっては治りやすいケースもある。専門家は「若いと忙しくてなかなか受診できないかもしれないが、早期発見で治るがんもある。自覚症状がある場合は、すぐに受診を」と呼び掛けている。(平沢裕子、油原聡子、村島有紀)

胆管がんは、みつけにくい

 24日に54歳で亡くなった川島なお美さんの命を奪った胆管がんは、肝臓内の胆管にできる肝内胆管がんだった。検診などでみつけにくく、有効な治療薬も少ないなど治癒が難しいとされるがんの一つだ。7月に55歳で死去した任天堂の岩田聡社長や、1月に54歳で亡くなった柔道五輪金メダリストの斉藤仁さんも胆管がんだった。

いずれも働き盛りの50代の死で衝撃が大きかったが、一般的には70代が多く、がん患者全体では2〜3%。治療は手術が第一選択となる。

 自覚症状としては、みぞおちから右上腹部の鈍痛、食欲不振、体重減少、発熱などがみられる。また、胆管が詰まると黄疸(おうだん)の症状が出る。皮膚や白目が黄色くなり、尿が茶色、便が白くなるほか、全身にかゆみが出る。こうした症状がある場合は、先延ばしにせず、すみやかに医療機関を受診する。

ピロリ菌で発症する胃がん

 今月19日に32歳の若さで亡くなったフリーアナウンサー、黒木奈々さんは胃がんだった。英語やフランス語に堪能な国際派キャスターは昨年9月、胃がんを公表し話題を呼んだ。それからわずか1年の早すぎる死を多くの関係者が悼んだ。

 黒木さんは昨年7月末、友人との食事中に突然の胃痛に襲われ、救急車で搬送された。胃がんであることが判明し、胃の摘出手術を受けた。今年3月には闘病記「未来のことは未来の私にまかせよう」(文芸春秋)を出版。「同年代の働く女性たちが、がんに襲われたときに何か力になれるのではないか」などとつづっていた。

 胃がんはかつて、塩分やストレスが原因とされてきたが、今ではピロリ菌による感染が重要な危険因子とされる。黒木さんのように30代での胃がんは珍しくなく、北海道大学大学院がん予防内科学講座の浅香正博特任教授は「40代までの感染者の場合、除菌によって胃がんの発生を90%以上抑制できると考えられている」と説明。若い世代こそ検査を受け、感染が判明したらすみやかに除菌するよう勧める。除菌治療は平成25年2月から保険が適用されている。除菌治療に手術や入院は必要なく、胃酸を抑える薬と2種類の抗生物質を7日間、朝夕食後に服用する。

食の欧米化で増える大腸がん

 5月に54歳で亡くなった俳優の今井雅之さんは4月末、記者会見で末期の大腸がんであることを公表。やせ細り、歯を食いしばって言葉を絞り出していた。がん公表からわずか1カ月。今井さんは帰らぬ人となった。

 今井さんが体調に異変を感じたのは昨年8〜9月。11月に病院で検査を受けたところ、他の臓器への転移がみられる「ステージIV」の大腸がんと診断されたという。ステージIVの場合、5年生存率は3割程度とされる。切除手術を受けた後、抗がん剤治療を受けていると会見で明かしていた。

大腸がんは、大腸の内側の表面にある粘膜に発生するがんで、食の欧米化などにより近年増加傾向にある。大腸がんになると、便に血が混じっていたり便秘になったりするほか腹痛などの症状が表れるが、初期にはほとんど自覚症状が出ない。ただ、便の中に混ざっている血液を検出する「便潜血検査」は早期発見に有効だ。がん研有明病院消化器センター大腸外科部長の上野雅資医師は「大腸がんは診断も簡単で比較的治りやすい。早期発見のためにも40歳以上の人は定期的に検査を受けてほしい」と話す。

検査を受けていたのに乳がんとは…

 23日に乳がんであることを公表したタレントの北斗晶さん(48)。24日に右乳房全摘手術を受け、これから抗がん剤治療を受けるという。

 毎年秋頃に乳がん検査を受けていたという北斗さん。昨年の検査では異常はみつからなかった。今年に入り、右の乳房にチクッとする痛みがあるなど異変に気付いたが、検査を受けている安心感もあり、すぐに受診することはなかったという。聖路加国際病院ブレストセンター長の山内英子医師は「中間期がんといって、検診と検診の間に見つかるがんもあります。検診を受けていても、異変に気づいたらすぐに受診を」と呼び掛ける。

がんになるのは「2人に1人」

 生涯でがんに罹患する確率は、2人に1人とされている。国立がん研究センターの平成25年のがん統計によると、死亡数が多い部位は、男性は(1)肺(2)胃(3)大腸(4)肝臓(5)膵臓、女性は(1)大腸(2)肺(3)胃(4)膵臓(5)乳房−の順だ。一方、平成23年の罹患数(全国推計値)は、男性は(1)胃(2)前立腺(3)肺(4)大腸(5)肝臓、女性は(1)乳房(2)大腸(3)胃(4)肺(5)子宮−の順だ。

 がん研の上野医師は「がんの種類によって治りやすさは違うが、日本人に多い、胃がんや乳がん、大腸がんなどは比較的治りやすい」と指摘。早期に発見できれば、外科手術をしなくても内視鏡手術で済むこともあるという。上野医師は「若い人は忙しく、痛みや異常を感じても病院に行かずに悪化させてしまいがち。自分のためにもがん検診をしっかりと受けてほしい」と話している。〜引用終わり〜

検診なんて・・と元気だと思いがち。
病気になると、日々の健康に感謝しますね。
ストレスを少なくし
適度な食事、適度な運動
そして、腸を大事にすることが大切です。