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抗がん剤と目への副作用

抗がん剤は早期対応が鍵 目の副作用にも注意を
〜2015.9.1  産經新聞より引用しております〜

入院でなく外来での治療が増えた抗がん剤。その副作用と聞いて思い浮かぶのは、脱毛、吐き気、貧血などだが、目にも異常が出る場合があることはあまり知られていない。目の症状が命に関わることはほとんどないが、生活への影響は大きい上、放置すると悪化し後遺症につながるものもある。専門医は「抗がん剤治療中に目がおかしいと思ったら、我慢せず主治医に相談を」と勧める。

涙が止まらない

 静岡県立静岡がんセンター(同県長泉町)眼科の柏木広哉部長が「涙が止まらない」と訴える涙目の患者の増加に気づいたのは平成19年ごろ。患者は翌20年4月からの4年間で約200人。「以前はほとんどなかったのに急に増えた印象だ」

 19年は、がんの治療をめぐり変化があった。「ティーエスワン(TS−1)」という既存の抗がん剤が、国内の大規模臨床試験の結果、胃がん手術後の再発予防などに有効と分かり、標準的な治療に位置付けられた。

 「TS−1を比較的長期間飲み続ける人が増えた結果、涙目の発症が多くなり注目されるようになったのではないか」と同センター消化器内科の安井博史部長はみる。胃がん手術後にこの薬を飲んだ人を安井さんらが調べると、4人に1人程度の割合で、治療が必要な涙目の症状があった。


涙は黒目の外側上方にある涙腺から分泌され、目の表面を潤した後、涙点から涙小管、涙のう、鼻涙管を経て鼻へ排出される。涙点以降の経路(涙道)のどこかが炎症などで狭くなったりふさがったりすると、流れが滞って涙目になる。視界がぼやけて物が見にくくなるため、車の運転に支障を来すこともある。

仕組みは未解明

 TS−1が涙目を引き起こす仕組みは未解明だが、成分が涙に出て涙道の粘膜を傷める可能性が指摘されている。軽症なら成分を洗い流すため、防腐剤を含まない目薬をさす。水道水は滅菌されていないので使わない。

 涙道が通りにくくなっていればファイバースコープで観察し、ポリウレタンなどの微細な「涙管チューブ」を挿入し通過を確保する治療法がある。チューブは抗がん剤治療の終了後に抜き取る。

 ただ「涙目を放置して涙道の状態が悪化すると、チューブも入れられず回復が難しいケースもある。早い対処が何より大切」と柏木さんは力説する。問題は、涙道の治療を手掛ける眼科医が少ないことだ。

 TS−1以外の抗がん剤でも、結膜炎や角膜障害、まつげが抜けるなど、さまざまな症状がある。しかし目の副作用に対する認知度が低いこともあって、頻度などの実態ははっきりしていない。

がん細胞の特定の分子を狙い撃ちする「分子標的薬」と呼ばれる抗がん剤の一部でも最近、目の副作用が出ることが分かってきた。光を感じる網膜に水がたまるなどして、物がゆがんで見えたり、かすんだりする。

 症状によっては抗がん剤治療を休んだ方がいい場合もあるし、注意深く変化を観察し早めに手を打つことが大切だ。しかし、抗がん剤治療を担当する医師と眼科医が同一施設内で連携して治療に当たることができる医療機関は数少ない。

 柏木さんは、抗がん剤治療を受ける患者への一般的な注意として「目にも副作用が出る可能性があることを知った上で、異常を感じたらまず主治医に相談し、必要に応じ専門の眼科医を紹介してもらってほしい」と話す。同センターは、抗がん剤治療で起きる可能性がある目の症状や対処法などをまとめた小冊子「抗がん剤治療と眼の症状」を作成、ホームページで公開している。
〜引用終わり〜

身体の健康な組織にも攻撃するなら
目への副作用もそっか〜・・・と

お医者様とよく相談して
治療するのが一番だと思います。

腸は大事です。