※気になる単語や興味のあるキーワードでの記事検索が可能です。(例:大腸がん)

生きた乳酸菌から分泌物へ(転換期その2)

○昭和24年(1949) 
 乳酸菌から乳酸菌分泌物の有効性へ
正垣一義は、国会(現在の公聴会)において、乳酸菌共棲培養分泌物の有効性を発表・講演した(※)。真の栄養価は、生きた乳酸菌ではなく、乳酸菌共棲培養法による培養によって生まれる分泌物にあることを説く。これは大涅槃経の「乳(にゅう)→酪(らく)→生酥(しょうそ)→熟酥(じゅくそ)→醍醐(だいご)」という2,500年前の経典の記述よりヒントを得たものである。最終的な生成物である「醍醐」は「最上なり、諸薬ことごとくこの中に入る」と書かれている。この醍醐が乳酸菌の分泌物であるとして、更に研究を進めることとなった。
 
※正垣一義の国会での講演は、昭和24年に「佛教原理の應用範囲」として、また昭和25年には「壽命論と有効細菌について」という演題で二度なされた。時の厚生大臣林譲治からは「推薦の詞」を、また文部大臣高瀬荘太郎からは「正垣一義の所説を聴いて」との賞辞をいただいている。

○昭和30年(1955)
 乳酸菌発酵ろ液「味のちえ」を発売。
大豆をベースに乳酸菌を培養してできる分泌物(発酵ろ液)を食品改良液として家庭用・業務用として開発・発売。
○昭和40年(1965)
 「味のちえ」は、寿司やパンなどに日持ちと自然味を増す天然素材の保存料として用いられる。
○昭和50年(1975)
 無農薬農業の土壌改良材として発売。
乳酸菌発酵ろ液は、無農薬農法の土壌改良液としても重宝される。土壌微生物を増やし、根の細胞を健全にするもので、現在では「エクセルG」として販売。